いよいよ鰰


4日午前3時。
台所の窓の外がぼんやり明るいのに気がついて
そっと開けてみると







昼までにはほとんど解けましたが、
4日は1日中大荒れでした。信号や街灯は強風でぐらんぐらんだし、
色んな物が空中を流れてました。
大きな事故など無ければいいのですが。。。


大荒れと言えば、
秋田の冬の代名詞、ハタハタは海が荒れると沢山獲れる魚です。
深海魚ですが、産卵期に秋田沖のホンダワラに卵を産みつけるために
岸に寄ってきます。
魚偏に神、魚偏に雷、どちらもハタハタと読みます。
秋田県民にとって、ハタハタは雷がなる頃に獲れる
神からの授かり物なんですね。



資源保護の為、
今年のハタハタは昨年と比べると漁獲高を半分に制限したそうです。


私が子供の頃、ハタハタは安価な魚で各家庭で10箱位購入するのは
当たり前の光景でした。
鍋、塩漬け、麹漬け、飯寿司、佃煮、一夜干しなどなど、
冬は毎日の様にハタハタ食べてました。
それが、いつの間にか高価な魚になりました。
そしてついには、ハタハタの数が激減し漁が禁止となり、
数年間秋田産のハタハタは食卓から消えたのでした。


漁師さんたちの努力のかいあって、またハタハタを食べれる様になりましたが、昔の様に毎日ハタハタと言う訳にはいかないのが現状です。



男鹿市北浦産が一番とこだわりを持っている方が多いですが
ハタハタが獲れるのは秋田沖だけではありません。
我が家は、お隣の県産のハタハタを美味しく頂いています。




一箱(オス・3kg位)¥1500位なら購入して
一夜干しにしましょう。
あ・鍋もね^^


ちなみに、メスはオスの約3倍の値段です。
メスのお腹の中の卵は「ブリコ」と呼んで珍重されています。




子供の頃、一生分食べたと思っていたけれど
やっぱり冬はハタハタだな〜〜〜(^_^)